「養命酒」工場内空間のリニューアル
40年前の空間をより魅力的な空間へ。
日本人にはおなじみの「薬用養命酒」は、 南アルプスのふもと、長野県駒ヶ根市の工場で生産されています。 工場が竣工したのは今から40年以上も前。 入り口の案内看板をはじめ、工場内の展示やインテリアは、 ほとんどが当時のままでした。 そこで、工場見学者の試飲などが行われるPRロビーを中心に、 空間デザインをリニューアルするプロジェクトを担当しました。
養命酒ファンになってもらうために。
工場内のPRロビーは、 休憩や見学者の試飲などのために 使われるだけの場所でした。 そこでこの空間に、「養命酒ファンの獲得」という より明確な役割をもたせることを提案。 そのために必要な「商品理解」と「商品への信頼」を深める 展示や、ゾーニング、導線などをプランニングしました。
生まれ変わったPRロビー。
シンボルツリーを中心に、養命酒に使われている生薬の実物展示や、 見学者が見て触れて楽しめる仕掛けなど、趣向を凝らした展示物を用意。 インテリアも明るくナチュラルなテイストのものをセレクトし、 居心地がよく、洗練された空間づくりを心がけました。
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工場見学ルートの壁面サイン。
PRロビーから製造ラインへ向かう通路は、一面まっ白な壁がつづいており、 全体的に寂しい印象でした。 そこでピクトグラムを中心とした、親しみあるデザインにリニューアル。 工場のガイドがいなくても見学場所にたどり着けるような、 シンプルでわかりやすいデザインとしました。
ゲート前の看板も一新。
養命酒駒ヶ根工場の入り口に位置する花の広場「四季咲きの丘」。 工場内空間のリニューアルにともない、 従来の手作り感あふれる物から より洗練されたデザインに一新しました。